持続可能な生き方

最近、生きていくことに対してのモチベーションが弱いことに気づいた。特に社会人になってからはこれが顕著である。これは確実に決まっているイベントがこの先にはなく、良くも悪くも自分次第だからではないかと思う。自分がやりたいこと、自分が得たいもの、これを将来に渡って見通してそれを欲していくこと。これがないために現在に対して何らモチベーションが湧かないのだと思う。つまり欲がない。

何かを得たいという欲求。それは闘争心になり、自分を変えたいという意識の源泉となり、それが行動に繋がる。これが無いと現状維持、何となく不満足だけどどうでも良いかという方向に意識が引っ張られていく。面倒という意識が働いていく。欲求から目を背け続けた結果、それが脳に要らないものとしてすり込まれていく。段々と興味が無くなっていく。結果、あらゆる事に興味が無くなっていき、行動の源泉が失われていく。

欲だけあっても、自分自身の欲のためだけに頑張っていけるのかとも思う。自分だけのことを考えると、最悪どうなっても良いのではないかと思ってしまう気がする。他人のために、という意識が働くことも必要になってくるのではないかと感じている。これについてそのまま言っている言葉を見つけた。

また、今田は10代の頃、「自分のためだけに頑張るのには限界があるのよ」とアドバイスされたという。

——— SmartFLASH「今田耕司「人生の先輩としてすすめられない」結婚しない若者への重すぎる忠告に共感…本誌が見ていた50代のデート」

まぁこれも他人のためになにかをして、感謝されたい承認欲求の欲とも言える。

何が自分の生きる原動力になっているんだろうと言う事を明らかにしておかないと、何となく生きているうちに、ふと生きていても死んでいても変わらないんじゃないかという感覚に襲われて、死への誘いに引き込まれる恐れがあると感じている。

持続的に生きて行くには、生きる原動力たる欲を持つ事が必要だ。